新年のご挨拶
皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
組合員の皆さま、賛助会員の皆さま、ご協力いただいた多くの食品メーカーの皆さまに支えられ、昨年も順調に組合運営ができましたこと、深く感謝申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、政治・経済はもとより社会全般で、これまでにないほど「危機」が進行した年でした。特に自然災害では、7月に九州北部での豪雨、東京での夏の連続降水記録、そして10月には毎週のようにきた大型台風による農作物への被害が続き、野菜が品不足になるなど、食をめぐっては消費者・生協組合員に大きな影響がでています。
そんな中、全国の生協では「エシカル消費」や、持続可能な「SDGs(エスディージーズ)」の取り組みが始まっています。2030年までに地球に住むすべての人で達成しようという、17の目標です。2015年に国連加盟国の全会一致で採択されました。
その優れた取り組みを行う企業・団体等に対して表彰する第1回の「ジャパンSDGsアワード」にて、パルシステム連合会が受賞されました。私たち一人ひとりが、環境や、人・社会、地域に配慮されたものを理解して、安さや便利さだけでない商品を選ぶ目を養うことが大切だと感じています。
現在HACCP管理システム(日本版)の一般食品製造業に対する認証義務化が進められており、JASMEQの組合員においても対象となることが想定されています。そのため昨年「JASMEQ認証制度」をスタートさせました。食品製造安全管理の基本である「一般的衛生管理」と「5S」の実施状況とその成果・有効性についての評価を柱とし、その手法の根拠及び検証を、HACCPによる管理手法にもとづいて評価を行います。ぜひ皆様にも認証取得に取り組んでいただきたいと思います。
さらに今年も「商品事故削減会議」等、品質の安全を考える学習会などを開催してまいります。通信教育も継続して実施しておりますので、多くの皆さまに受講していただきたいと思います。
皆さまのご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、新年の挨拶とかえさせていただきます。
どうぞ本年も「協同組合JASMEQ」をよろしくお願い申し上げます 代表理事 梶 俊夫